アドベントブック swoop and soar 1/2

1.スープはこの町で1番かわいそうな子どもだった
2.それは、スープにだけサンタが来ないから
3.天使のソアは小鳥たちからその話を聞いた
4.だけど天使にはあげられるプレゼントは何もなかった
5.その夜、スープはふとんのなかで考えた
どうしたらサンタが来てくれるのだろう?
6.まず、いい子になろうと思ってツリーの星を返しに行った
7.ツリーのてっぺんにいるスープを天使はふしぎそうにながめた
8.「あ!」
スープがそう思ったのは、ツリーから手をはなしてしまった後だった
9.おどろいたことに、スープはどこにもケガがなかった
まるで天使にすくいあげられたかのように
10.次にプレゼントを入れる大きな靴下を探した
11.でも靴下はみんなボロボロで、スープは自分の靴下を脱いで使うことにした
12.天使は歩いたことがない
だから足が凍えることを始めて知った
13. 次の日、たくさんの小鳥がスープの冷たい足を温めにやってきた
2/2へ続く

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